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ありのままの自分を貫く『コレット』とHELICAL

MOVIE | 2021.08

想いやストーリーを大切にするヘリカルコードが、コレクションのアイテムと共に、おすすめの映画作品を紹介します。第3回目は、フランスの作家シドニー=ガブリエル・コレットの伝記ドラマ『コレット』です。

時代を切り拓いた作家の物語と
自分らしさの肯定を表すヘリカル

自身に正直であろうとすること

フランス文学界で最も知られ、いまなお人々を魅了し続けるシドニー=ガブリエル・コレット。ココ・シャネルやジャン・コクトーに愛され、オードリー・ヘプバーンを見出したことでも有名な彼女の、波乱と情熱に満ちた人生を描いたのが今回紹介する『コレット』です。

知性と強さを持つコレットを熱演するのはイギリスが誇る人気俳優キーラ・ナイトレイ。作品の主な舞台はベル・エポックのパリです。フランスの田舎町で生まれ育ったコレットは14歳年上の作家ウィリー(ドミニク・ウェスト)と結婚し、パリへと移り住みます。コレットはウィリーとともに華やかなパリの社交界で、享楽的な生活も送るなか、彼女の作家としての才能に気付いたウィリーは、自身のゴーストライターとしてコレットに小説を書かせます。そうしてコレットが手がけた「クロディーヌ」シリーズはベストセラーとなりますが、彼女は次第に自身が作者であることを世間に明かせない葛藤に苦しめられていきます。

作品の中盤までは、「偽の著者である夫」と「ゴーストライターである妻」という特異な相互依存関係が成立していますが、後半にかけて、自分自身に正直であろうとするコレットが、社会に対してありのままの姿を、また、自身の才能を力強く解放させていこうとする姿は見応えがあります。

さらに、作中では、保守的で男性優位な当時の社会で、自分らしく生きようとするコレットの進歩的なジェンダー観も描かれていますが、ジェンダーの在り方に限らず、自分らしく生きていく上で大切な姿勢、そこから得られる幸せがある、ということを教えてくれる作品です。

『コレット』

¥4,180(税込)

発売元/販売元: TCエンタテインメント

© 2017 Colette Film Holdings Ltd / The British Film Institute. All rights reserved.

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